タクシーは、旅行や移動の際に非常に便利な交通手段の一つであり、うまく使えば一人旅をもっと便利にもっと楽にしてくれます。
しかし、料金が高いため避けてしまっている人もたくさんいます。
僕も日本全国を回って、何度かタクシーを利用してきました。
そのたびに「こんな便利で楽な乗り物があるのか」「もっと積極的に利用すればよかった」と思ってしまいます。
本記事では、一人旅にタクシーを使うべきかどうか?タクシーの利用方法や覚えておくべきマナーなどを解説していきます。
この記事を読めば、今までタクシーを利用したことがない人でも、問題なくタクシーを利用できるようになります。
僕が日本全国を回って得た知識や経験を凝縮しました。
一人旅の移動手段で失敗したくない方はぜひ読んでいってください。
一人旅でタクシーを使う必要がある?→必要はない。ただし、タクシーの呼び方を知っておく必要はある
一人旅では、わざわざ旅行のスケジュールにタクシーを設定する必要はありません。
バスや電車に比べれば、お金もかかります。
しかし、タクシーの呼び方や旅行先のタクシー会社への連絡先を知っておきましょう。
タクシーには、道に迷ったときや怪我をしたとき、現在地から目的地まで送ってくれる。
という大きなメリットがあります。
僕も以前、旅行先で足を痛めたとき、電話で周囲の建物(コンビニが近くにあるパチンコ店の駐車場)をタクシー会社の人に伝え、駅まで送ってもらったことがありました。
その時は心の底から「タクシーって便利な乗り物だなぁ」と感激しました。
こういう経緯もあり、僕は一人旅でタクシーを利用するつもりがなくても、タクシーを呼ぶ方法だけは覚えておくべきだと考えます。
タクシーを利用することによって得られるメリット
タクシーの一番のメリットは「目的地に自動的に到着できる」ということですね。
電車のように乗り間違えることもありません。
土地勘のない旅行先では大きなメリットとなります。
タクシーを利用することのデメリット
タクシーの最大のデメリットは「料金が高い」ということですね。
タクシーの料金は最低でも数百円から千円ほどかかるようになっています。
割引サービスなどがなかなかないので安くすませるのは難しいのですが、使いどころを見極めれば非常に便利なサービスですので、うまく利用してください。
タクシーを利用する場面
一人旅でタクシーを利用するといい場面をまとめました。
どんな時にタクシーを利用したらいいのか思いつかないときに確認しておいてください。
タクシーを呼ぶ、拾う、乗る方法
それでは、ここからは「タクシーを利用する」方法を説明します。
タクシーを利用するには、タクシーを捕まえるもしくは呼ぶ必要があります。
タクシー会社に電話する。タクシーアプリで呼ぶ
旅行先のタクシー会社に電話して空車のタクシーを呼んでもらうか、タクシーアプリを使ってタクシーを呼ぶことができます。
電話すると、「どこにタクシーを呼ぶのか?」と「自分の名前」を聞かれます。
そうすると近くの空車のタクシーを指定した場所に手配してくれます。
ただし、運悪く空車のタクシーがない場合もあります。
その場合は待ち時間が発生しますので、コンビニなど雨風がしのげる場所で待機しておきましょう。
現在地の住所がわからなくても、近くにある建造物を伝えれば、タクシーを手配してくれます。
タクシー会社によっては迎車料金が通常の料金に加算される場合があるので注意。
街を走っているタクシーを拾う
街中にはたくさんのタクシーが走っていますが、タクシーを捕まえるのは、慣れないと難しいと思います。
なので、無理をせず電話かタクシー乗り場でタクシーを利用したほうが簡単で確実です。
タクシーを拾う場合は、手を挙げて、道路の端に立って待ちましょう。
前のお客さんを下すなどして、タクシーが停車している場合は、タクシーの窓に向かって手を振れば乗車できるかもしれません。
タクシーの表示の意味
街を走っているタクシーをみると「空車」とか「回送」など表示されているのをみたことがありませんか?
あの表示はタクシーの状態を示しており、タクシーの前と後ろについています。
タクシー乗り場から乗る
タクシー乗り場は商業施設や駅の近くにあります。
小さな駅でも数台、大きな駅ともなれば何十台ものタクシーがお客さんを待っているので、タクシーを探す必要がありません。
ただし雨の日や繁忙期の観光地、終電後などは乗り場が混雑し長蛇の列ができることも。
大きな駅は観光の拠点にしやすいので、ホテルに荷物を預けて、駅まで戻ってタクシーを利用して観光地を回る。といった利用方法があります。
タクシーを呼び止めたら 乗車するときに
タクシーを呼び止めることに成功したら、運転手さんが自動で後部座席のドアを開けてくれるので、乗り込みます。
大きい荷物があればトランクに入れます。運転手さんに一声かけてください。
運転手さんに行先を伝える
乗り込んだら、運転手さんに目的地を伝えてください。
目的地周辺の有名な施設など、わかりやすいランドマークがあると便利。
GoogleMapなどを見せて目的地の名称などをはっきり伝えることが大切です。
うまく伝わらなかったり、似たような名前の地名があると間違った場所に連れていかれてしまいトラブルのもとになります。
目的地の確認は、しつこいぐらいしっかりと行いましょう。
シートベルトも忘れずに。
コンビニなどによりたい場合は、運転手さんにお願いしてください。
ただし、駐車場でタクシーを待たせている場合も、料金が追加されるので、出来るだけ早く用事を済ませるようにましょう。
タクシーの支払い方法→現金かクレジットカードが多い
タクシーの支払い方法は、現金やクレジットカードが一般的です。
運賃は乗車した距離または時間分メーターが周り、運賃が上がっていきます。
初乗り運賃+距離=料金
初乗り運賃は、乗車距離や乗車時間にかかわらず必ず支払わなけれればならない料金のことです。乗り降りする左後座席の窓付近に表示されています。
例えば「1.2km500円」と記載となっていれば、1.0kmで降車した場合でも500円の運賃がかかります。
初乗り運賃は地域によって料金が変わり、東京都内でもエリアによって初乗り運賃が変わってきます。
タクシーに乗るときに気を付けるべきマナー
従業員とお客という立場とはいえ、最低限のマナーを守る必要があります。
運転手さんに失礼な態度をとらない
これはもう・・・人として当たり前ですね。
暴言を吐いたり、暴力なんてもってのほかです。
最近のタクシーは社内カメラもばっちり整備されているので、犯罪を犯そうものならあっという間にお縄を頂戴することになるでしょう。
失礼な運転手さんに当たってしまったら
仕事である以上、プライベートを根掘り葉掘り聞いてくる運転手さんはいないと思いますが、よくしゃべる人はいます。
僕もよくしゃべる運転手さんに当たった時は、正直めんどくさいと思ってしまいます。
そんな時は、さすがに無視すると社内の空気が悪くなるので、ほどほどに相槌を打っておきましょう。
スマホに集中するなどしておけば、相手も空気を読んで話しかけてこなくなると思います。
飲食・喫煙は避ける
タクシーは基本的に禁煙です。
飲食を禁止する法律はありませんが、食事はしないほうがいいと思います。
ジュースやお茶なら問題ありませんが、こぼして汚さないよう注意してください。
汚れた荷物を座席に置かない
雨や泥などで汚れた荷物は座席に置かないようにしましょう。
汚れた荷物は足元に置くか、トランクに入れる。
汚れがシート本体にまで浸透してしまうとクリーニング代を請求される可能性があります。
余計なトラブルを起こさないためにも、汚れて荷物は足元に置いておきましょう。
先に待っている人の手前でタクシーを拾わない
タクシー乗り場では、先に並んでいる人が優先です。割り込まないようにしましょう。
路上でタクシーを拾う場合、先に手を挙げてタクシーを止めようとしている人より手前でタクシーを止めてしまうのはマナー違反です。
夜など視界が悪いときは、このトラブルが起こりやすいので十分注意してください。
タクシーを止める場所に注意する
タクシーに乗って目的地に近づいたとき、路上に停車してもらってお会計する必要がありますが、タクシーを止める場所も注意しなければいけません。
無理に止めたり、急停車させると事故につながるので厳禁です。
駐車禁止の場所交差点や横断歩道およびその側端から5m以内、トンネルの中や坂の頂上付近など車を止めると危険な場所に無理矢理停車させるのはやめましょう。
自分で判断がつかない場合は、運転手さんにお任せするのが吉です。
駅前など無理のない場所に停車してくれるので、任せてしまうのが一番だと思います。
タクシーを利用するとき覚えておくと役に立つこと
レシート(領収書)を保管しておくと忘れ物をしたときに役立つ
タクシーに忘れものをしたときのためにレシート(領収書)をもらっておくと後で連絡が取りやすくなります。
レシートにはタクシーの車両番号や運転手さんの電話番号が記載されています。
旅行先で忘れ物をしてしまい、家に帰った後気づいても取りに行けないので、郵送してもらうしかなくなりますが、いざという時に必要になりますので、レシートは必ずもらうようにしてください。
現金以外の決済手段を使うときは、最初に確認しておく
ペイペイやタッチ決済など、現金やクレジット以外の決済手段を利用したい場合は、出発する前に確認しておくとトラブルを防ぐことができます。
後で現金しか決済手段がなく、コンビニでお金をおろす羽目になって余計にタクシー料金がかかる。それでも払えない場合は、後日振込になり非常に面倒。
といった事態も考えられますので、現金とクレジットカード以外の決済手段を利用したいときは、必ずタクシーが出発する前に確認しておきましょう。
電波が悪い場所だと電子決済が使えない場合があるので、現金をいくらか持っておくと安心です。
タクシーの料金について
タクシーの料金には「運賃」と「料金」があります。
運賃は地域によって異なり、東京都内でも地域によって運賃が違います。
運賃は法律によって決まっているので、タクシー会社でも勝手に変えられません。
料金は運賃以外に発生する支払いを差します。
初乗り運賃と加算運賃
初乗り運賃は、タクシーを利用するときに必ずかかる金額です。
タクシーの左後部座席の窓付近に「1.2km500円」などと記載されています。
初乗り運賃は、乗車距離や乗車時間にかかわらず必ず支払わなければならないお金です。
例えば、初乗り1.2km500円のタクシーに乗り、1.0kmで降車した場合でも500円の運賃がかかることになります。
乗車距離や時間によって発生する「加算運賃」
タクシーの運賃は初乗り運賃に加え、時間の経過や走行距離に応じて運賃が加算されていきます。
距離制運賃 一定の距離を走行したときに加算される運賃。
時間距離併用運賃 走行速度時速10km以下での走行やタクシーを一定時間待機させたときに加算される運賃。
時間制運賃 時間拘束の割合が高い運送時に適用 タクシーが到着してから運送終了までにかかった時間で算出される運賃。
追加料金がかかることも
タクシーで、追加料金がかかる場合もあります。
深夜・早朝の割り増し 22時~翌5時まで2割増しされます。
迎車料金 自宅や職場など指定した場所に呼び寄せた場合にかかる料金です。一般的には数百円。
予約料金 時間を指定して配車したときにかかる料金です。 予約が可能な枠数が限られているため早めの予約が吉。
待機料金 呼んだ側の都合によりタクシーを待機させてしまったときに発生する料金です。
準備に手間取ってなど、こちらの都合でタクシーを待たせてしまった場合には加算されます。
冬季割増料金 積雪や路面凍結などにより運転が難しい場合に適用される料金です。2割増しされ、主に北海道や東北などが対象になります。 12月~3月の期間のみ。
タクシーの料金の目安
じゃあ実際にどのくらいかかるの?
と思っている方も多いと思いますが、タクシー料金は地域によって違うため、なかなか目安を出すのが難しいんですよね。
一応、東京都多摩区で2キロ約900円
5000円あると14~15kmは走行できそうです。
あくまで目安なので、実際にタクシーに乗るときは1万円ぐらいは余裕をもってお財布に用意したほうがいいと思います。
まとめ 一人旅でもタクシーの呼び方や利用方法は覚えておこう
一人旅では助けてくれる人が近くにいません。
そんなときに、「何とかできる手段」を知っておくだけで心持がぜんぜん違ってきます。
心に余裕があれば、一人旅をもっと楽しむことができるようになりますので、
一度はタクシーを実際に利用してみてください。
ここまで読んでくださってありあがとうございました。